山猫と肌を合わせているときに、汗をかいた。

もうこんな季節なんだなと思う。

 

セックスの最中に汗をかいたことはなかった。

山猫としているときだけだ。

そういえば、私の家で初めて繋がったとき、空調が壊れていて、悪夢みたいに暑くて、彼は部屋を真っ暗にして窓を開けたんだ。

 

夜なのに熱を孕んだ風が体に絡まって、互いの体温が夢の中の温度みたいに熱くて、自分たちの肌がオブラートで出来てたなら、この熱出溶けて混ざり合い、一つになれるのに、と思った。

夢中になって貪り合いながら、私たちはどんな結末を予想していたんだろう。

 

もうすぐに、彼と過ごす四回目の夏が来る。

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