今夜、美しい月の下で

どうしてこんなに僕のことが好きなの、と聞かれると困ってしまう。

ただどうしようもなく好きなのだから。

 

手を繋いだ時の温度とか、

抱き締めた身体の確かな感触とか、

顔をくしゃくしゃにして笑うのとか、

酔っ払ってふにゃふにゃになったときの甘え方とか、

繋がった時の、身体の隅々まで彼で満たされる感じとか。

 

すべては朧で曖昧にしか思い出せないけど、でも限りなく甘い。

彼のことを思い出すのと、飴玉を口の中で転がすことは私の中で同じ幸福感を持っている。

 

様々なことがあって、何度も打ちのめされて心が粉々になって、もう逃げ出してしまいたいとも思ってる。

でも、彼は私の、心臓より柔らかくて大事なところを握り締めていて、離れることが出来ない。

だって、離れたら、その瞬間、握りつぶされて死んでしまいそうな気がする。

 

どこにもいけないと途方に暮れながら、そのまま大事に握っていてほしいとも思う。

 

ただ、ただ好きで、好きで、、どうしようもなく、恋うている。

彼のことを、ずっと。

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